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留袖にまつわる母と娘の愛情のこもった体験談をご紹介する留袖レンタル物語をご紹介いたします

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私の留袖レンタル物語

第41回|遠距離恋愛の末に結婚したお相手は、南米出身の彼!

主婦 鈴木 敏江(仮名)さん【60歳 東京都在住】

アメリカ留学中に知り合った南米出身の彼と……

 娘は共働きで家を空けることの多かった私にかわって、小さいころからか弱い弟の面倒をよくみてくれました。家事一切を安心して任せられる、しっかり者で自慢の娘でした。
 そんな娘が大学生の時にアルバイトでためたお金で1年間アメリカの大学に留学。語学留学というより、趣味留学でした。
 まあ、私もしっかり者の娘ですから、大丈夫だろうと軽い気持ちで送り出していました。その時はこの軽い気持ちが我が家の修羅場を引き起こすとは思いもよりませんでした。
 というのも、この留学中に娘が南米出身の彼をつくり、そして、帰国後も遠距離恋愛を続け、まさかまさか……結婚したいとまでいいだしたのですから。
 彼は南米でも名門の出身で、職業も医者でしたが……。特に主人は頑固者ですし、お相手が南米の外国人ということでカンカンでした。
 しかし、もちろん、娘もしっかりしている分、頑固さでは主人にひけをとりません。そんなに親の言うことが聞けないなら勝手に出て行け。わかった、出ていくわよ、という怒鳴り合いが何度繰り返されたでしょう。間に立つ私は、似た者同士の父娘の喧嘩にほとほと疲れていました。
 そしてついに娘が最終手段とでもいいましょうか。彼を南米から挨拶に呼び寄せたのです。ウサギ小屋のような我が家にはるばる南米からやってきた彼は誠実そうで、ラテン系のはじけるような明るさをもった好青年でした。
 娘の通訳なしでは言葉が通じませんでしたが、好印象の彼の誠意ある対応に結局主人が折れました。私たちの承諾を得た娘は、しばらくして、結婚式の準備のために一足先に単身南米に渡りました。
 そして、私たち夫婦と息子の3人は、娘の招待を受け、世界の反対側の南米に向かったのです。

娘がこれだけ心から幸せそうな顔をしているのなら……

 いやー、遠いのなんのって。でも、結婚式での娘はもうすでに彼の親戚の人たちに溶け込んでおり、気兼ねなく話し、歌い、一晩中踊り明かしていました。南米についた時でさえ、どんなに気候が良くとも、どんなに食べ物が口に合ったとしても、ともかく治安が悪く、車に乗ったら窓も開けるのも危ないとさえいわれている国に、治安のよい日本の普通の女の子が住んでも大丈夫なのかしら? そんな不安で胸がおしつぶされそうだった私が、その様子を見て初めて、娘がこれだけ心から幸せそうな顔をしているのなら、と思えるようになったのです。
 そのうえ、婿がたっての願いと言って、娘のため、私たち両親のために、日本でも結婚式をあげたいとまで、言ってくれました。
 ごくごく内輪だけの結婚式の計画でしたが、私たち日本人が南米の明るい結婚式で娘を嫁がせてよかったと思うことができたように、外国人の彼も日本人の娘と結婚してよかったと思ってもらえる式にしたいと思いました。そこで、私は日本の結婚式であれば必ず母親が着る黒留袖を、最近の華やかなデザインのものでレンタルすることにしました。持っている黒留袖は、模様が地味で、この娘の結婚式には似合わないなと思ったもので。
 やはり、華やかで明るいことの好きな南米人の婿は、ママとっても綺麗! といってくれました。お世辞とはわかっていても、笑顔で明るく言ってくれて、この黒留袖を選んで良かったと思いました。
 そういう婿は、慣れない羽織袴を着て、厳しい娘から、ローマ字読みをつけた祝詞(のりと)を何度も何度も練習させられて少しかわいそうなくらいでしたが(笑)。
 あれから半年、あんなに反対していた主人も、毎朝パソコンを開いて娘と話をするのを日課にしています。目じりをデレデレに下げて。今では遠い国でもすぐそばにいるかのように、姿を見ながら話ができるのですから、国際結婚も身近になりましたよね。

留袖レンタル物語の目次(全47回)