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留袖にまつわる母と娘の愛情のこもった体験談をご紹介する留袖レンタル物語をご紹介いたします

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私の留袖レンタル物語

第43回|バツイチ娘の再婚

主婦 佐藤 紀子(仮名)さん【62歳 埼玉県在住】

3年足らずで出戻った娘

 7年前、華々しくみんなに祝福されて結婚した娘が、3年足らずで離婚しました。
 娘は結婚したら、子供を生み、育てながら家庭を作っていくという、普通の生活を望んでいました。自分もそういう環境で育ってきましたから。
 ところが、婿は両親の離婚を経験しているせいか、子供を持つことに不安があったようです。こうした価値観の違い、さらには、彼にはアジアの途上国で子供たちを手助けしたいという夢があったようです。今の仕事をやめて、海外に行くとまで言い出したとのことでした。
 当然、娘は猛反対。お姑さんからは、娘は日本に残っていて構わないから、息子を見捨てないでくれと言われました。
 私たちの感覚からすると、あまりに身勝手な言い分で、一度すれ違った気持ちは元に戻すことはできず、結局離婚に至りました。
 婿も決して悪い人ではありませんでした。でも、家庭人にはなれない人だったのかなと思います。
 それから、3年。主人も私も頭の片隅で娘のことが気がかりでした。だって、気付けばもう、30も半ばですから。いくら、離婚のハードルが下がっていると言われても、バツイチはバツイチです。×があるぶん初婚の方よりは難しいですよね。
 結婚後も仕事は続けていましたので、経済的な不安はありませんでした。
 しかし、私たち夫婦は、古臭いのかもしれませんが、子を産み育てるという平凡だけれども幸せな生活を娘にはつかんでほしいと常々思っておりました。時代が違うといわれましても、娘の歳には私には10歳の子供がいましたからね。それを考えると、娘が不憫で心配でたまりませんでした。

3つ違いの初婚の彼との縁談

 そんな折に降ってわいたのが今の彼との縁談です。彼は娘と3つ違い、初婚。もちろん、子供ができなかったらそれはもちろん仕方ない。でも、そうではなくて、そもそも子供が欲しくないということはある? ということを彼に率直に聞いていたようです。
 娘としても、前回このことで辛い思いをしている分、そこの問題をクリアしてから、お付き合いをしたかったようです。
 娘がバツイチということで、先方のご両親はどう思うかと心配でした。しかし、ご両親も娘を気に入ってくださったようで、めでたく結婚の運びとなりました。
 華やかな結婚式はコリゴリだけれども、一応はけじめとして、ごく身内だけの結婚式を挙げたいということで、本人たちがすべて段取りをして結婚式を挙げました。
 一度目に着た、留袖に袖を通したくなかったので、私は洋装も考えました。ただ、先方のお母様が黒留袖になさるとのことでしたので、初めてレンタルすることにしました。
 私は着物が好きで、かなり詳しいつもりでおりましたので、レンタル着物は質が悪いと勝手に思っていました。
 ところが、正絹の格調高い裾模様の黒留袖が届いたときに、いかに自分が井の中の蛙だったかがわかったのです。黒留袖は品の良い、本当によい物でした。
 そもそも自分の着物は母が結婚のときに持たせてくれたので、かなり、若々しいものでした。60を超えた自分にはちょっとちぐはぐな模様だったのです。
 でも年相応とは大事なことで、品も良くなりますよね。しかも、着終わったらそのまま返してしまっていいとのこと。クリーニング代やら小物を買い直すことを考えると、今までどうしてレンタルにしなかったのか、と自分に聞きたくなるくらい便利でした。
 結婚式自体は最初の式のように、式後にリムジンで二次会の会場に乗り付けたり、シャンパンタワーでお祝いしたりといった派手な演出は全くないアットホームな式でしたが、とってもしっとりしていて、素敵なお式だったと思います。
 娘には今度こそ幸せをつかんでほしいですね。面と向かっては言えませんが、年も年ですし、早く孫の顔を見せてほしいなあと内心では思っています。いろいろと紆余曲折はありましたが、平凡で幸せな家庭を二人で築いていってほしいですね。

留袖レンタル物語の目次(全47回)