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留袖にまつわる母と娘の愛情のこもった体験談をご紹介する留袖レンタル物語をご紹介いたします

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私の留袖レンタル物語

第9回|結婚はゴールにあらず。 2人で協力して良い家庭を築いて新たな出発を!

笠山 栄子(仮名)さん【60歳・会社員・佐賀県】

かつて未熟児で病院ばかり行っていた息子がまさかのデキ婚!?

 佐賀県に住む60歳の会社員です。長男と夫と仲睦まじく暮らしています。
いわゆる「団地族」です。こう言うと幸せ一杯! と思われるかもしれませんが、子宝を授かるまでがいばらの道のりだったのです。
「どうして私だけが・・・!」
 こう思うくらい、ご近所や親戚の妙齢の女性と比べてみても私だけ、いつまでたっても妊娠しませんでした。

 不妊治療は何と10年にも及びました。それでも授からず、治療費も限界だし、もう身も心も疲れ果て、すべて投げ出したんですね。そしたらポコッと私のおなかに来てくれたのが長男なんです。
「私は母親になることなんてできないのだわ」と、すっかりあきらめていたところです。
 もう嬉しくて、夫と手叩いて足叩いて万歳三唱までして、小躍りしました。でも、生まれてきた我が子は未熟児で、しばらく保育器のお世話になり、抱くことも許されなかったのです。夫は明らかにがっかりしているし、私は申し訳ないやら切ないやらで、ずいぶん自分を責めました。

 でも、人生なんて本当に分からないものですね。あんなに小さくて壊れそうだった息子は、思春期の頃からめきめき体が大きくなり、エレキギターに走ってしまいました。よく言うじゃないですか。「エレキ弾いたら不良になる」って。
 ところが息子の場合、エレキを弾くどころか、友達のエレキをちょっと持ってみただけであっという間にやんちゃ街道まっしぐらになってしまいました。

 話が違うでしょ!って泣きたい気持ちでしたよ、もう。
 耳たぶには大きなピアスがじゃらじゃら。夜な夜な改造車を乗り回す。そんなことが何年も続きました。周りの同じ年ごろの子供を持つお母さんたちが、子供の結婚式に向けての留袖の準備や、着付けの先生探しなどの話題に花を咲かせている中、「留袖だなんて、私には縁のないことだわ」
と私はすっかりあきらめモードに入ってふくれていました。

 そんなある日、息子がかしこまって、私たち夫婦を前にこう言ったのです。
「彼女が妊娠したから結婚する」
 これにはもう、天と地がひっくり返るほど驚いてしまいました。
 ちなみに、このころには息子も思春期を卒業していました。でもビジュアルははっきり言って、いわゆるヤンキーそのもの。
 ピアスにいたっては耳たぶ、軟骨、小鼻、口、舌、眉毛など、片っ端からあけていました。

 相手のお嬢さんはどんな子なのだろう?やはりヤンキー路線の子なのだろうか?
 そして、息子の連れてきた「彼女」は私たちの想像とははるかに違う、意外にも普通の清潔そうなお嬢さんで、私は思わず、「本当にうちの息子でいいの?」
と真顔で彼女に確認を取ったくらいです。  この時点で彼女は妊娠3ヵ月でした。

この私が留袖を着る!? 「おばあちゃん」になる!?

 佐賀県には赤ちゃんの誕生とともに、紙に赤ちゃんの名前を書いた「日晴」(ひはれ)を貼った紅白まんじゅうを親戚・ご近所に配るという風習があります。
 もらった日晴は自宅の壁に並べて貼り、赤ちゃんの誕生を祝ってあげるのです。我が家にも日晴がぎっしり並んで貼ってあります。

 しかし私はというと、よその赤ちゃんの可愛い顔写真入りの日晴が増えるたび、ふてくされる思いで一杯でした。
 そんな私が、留袖のレンタルサービス会社を近所の人に紹介してもらい、留袖を試着したり、と夢にまで見た光景が着々と進んでいくのです。その間にも彼女のおなかはどんどん大きくなっていき、私は誇らしい限りでした。
 そして、息子はけじめをつけるようにピアスを全部取りました。それは丁度、私たちの妊活事情や、子供を育てることの大変さ、それらの体験談を息子に聞かせた直後だったのです。

 結婚はゴールではなくて実はスタートなのです。
 夫になる息子よ、夫は妻を守らなくてはいけないよ。まずは夫婦が仲良くあること。そうすればおのずと子供も、たとえ道を外そうと、最終的にはわかってくれ、軌道修正してくれます。
 お前がまさに生きたいい例ですよ。
留袖レンタル物語の目次(全47回)