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留袖にまつわる母と娘の愛情のこもった体験談をご紹介する留袖レンタル物語をご紹介いたします

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私の留袖レンタル物語

第1回|完走までゴールの道はわからない

広田 雅恵(仮名)さん【60歳・主婦・三重県】

留袖レンタルは合理的で無駄のないサービスだと思います

 三重県に住む60歳の主婦です。22歳で結婚し2人の娘を授かりました。40歳からは女手ひとつで娘2人を育ててきましたが、子どもたちも無事に大きくなり、この度やっと下の娘も結婚が決まりました。


 上の娘は25歳で結婚しましたので、下の娘が30歳を超えたころから「この子は、もう一生結婚しないんだ」と思っていました。
結婚してくれて、もうとにかくほっとしました。今まで肩にのしかかっていた何かから解放されて、身体が軽くなったようでした。本気でシミが2、3個消えたんじゃないかと思います。

 その反面、これから先ずっと一緒に住むんだと思っていましたので、急に寂しい気持ちにもなりました。せっかく運気が良くなるようにと娘の部屋の窓を大きなものにリフォームしたのに、どうしてくれるのって感じです(笑)。

 結婚式では、誇らしい気持ちと、自分がそこに立っていることが信じられない気持ちとでずっと目がうるんでいました。私が嫁いだとき、義母が「これからは広田家の一員だから」と、あつらえた留袖をくださったことを思い出しました。「このうちの嫁としてふさわしくあるように」と言って渡された留袖はとても立派で、私の腕に重く、夫の家紋の入った留袖に、嫁としての責任を感じました。

その時は晴れがましい気持ちもありましたが、娘が30歳を超えてからは、その留袖を見るたびに、娘を嫁に出せない自分が責められているような気もしていました。友人が息子さんの結婚式で留袖をレンタルしたと聞いたとき、『最近では家紋などにこだわる人も少ないようだし、一生のうちにそうそう着る機会もないし、留袖レンタルでもいいんじゃないか…』と思いました。合理的で無駄のないサービスだと思います。「これを着ないと!」というプレッシャーもありませんし。

娘も「あの時は、お母さんも辛かったんだ」とわかってくれるかな

 私の住んでいる地域では結納をしたら結納品を家に飾り、それをご近所の方が見に来て、その時に結婚祝いをもってくるのが習わしです。またお祝いのお膳やお赤飯をご近所に配ってまわるということもします。「幸せのおすそわけ」の精神と、「みなさんのおかげでこんなに大きく無事に育ちました。ありがとうございます」という感謝の気持ちを表現するという意味合いがあるように思います。私も、みなさんにご挨拶をしながら、やっと肩の荷が降りました。

 結婚後とりあえずは、子どもを何人か産んで立派に育てることを目標として進んでほしいです。親は子どものおかげで親になれます。私は完璧な母親ではなかったと思います。娘たちにずいぶんいろいろなことを教えてもらいました。子育ては楽しいことが多いですが、楽しいことだけではありません。子どもの心と身体を守るというのは並大抵のことではありません。私の場合、夫との別れはあっという間の出来事でしたので、私自身も呆然としていて、とにかく全てに必死だったということ以外あまり記憶がないのです。娘も辛かったのだと思います。

私が自分のことに手一杯で娘のショックにまで気を配れなかったせいか、反抗期が長く、高校生の間の3年間はまったく口をきいてくれませんでした。思春期の子どもを抱えて相談する相手もなく、何を話しかけても無視をされるというのは辛いものでした。娘が子育てをするようになれば、子どもを持つ同じ親としての会話を楽しめるようになるんじゃないかと思います。そしていつか分かってくれるでしょうか。あの時は、お母さんも辛かったんだ…と。

 最後にひとこと。結婚生活は、これからずっと走り続けるマラソンのようなものです。ちょっとくらい辛い時期があっても、自分が選んだ道なのだから笑って乗り越えてほしいと思います。誰に何と言われても、自分の選んだコースが正しかったことを証明できるのは、あなた自身しかいないし、完走してみなければ、ゴールの景色はわからないのだから。ファイト!
留袖レンタル物語の目次(全47回)